第63章 春告げ鳥が鳴く頃に$ 不死川激裏短編
どんな体勢になろうと押し寄せてくる快感の波。
白藤は初めての快感に脳内が痺れる感覚に陥りかけていた。
「…………」
不死川が何かを呟いた。
だが、その声は激しい抽送の音にかき消される。
はあはあと、どちらともなく荒い息をつぐ。
されど、律動は止まることなく……
「出すぞォ?」
不死川の陰茎が白藤の最奥目掛け、白濁を放出した。
それは、どくどくと脈打ち、白藤の膣内を満たした。
意識も微睡みかけた時、不死川に尻を平手打ちされ、目を覚ます。
パシンと乾いた音が響くと同時に不死川の陰茎が引き抜かれる。
先ほど受け止めた白濁をポタリと垂らす白藤の蜜口を眺めていた不死川が低く嗤う。
くつくつと……
聞いたことの無い響きだった。