第60章 谷底の社$
ぬちゅ、ぬちゅと粘着性のある水音が響く。
性を喰らう白藤は猗窩座の陰茎を離すまいとキュウキュウと締め付ける。
「そんなに、膣中に欲しいのか?」
猗窩座の言葉に呼応するように、自ら腰を動かす。
「お?欲張りだな?そんなに欲しいならくれてやる……その代わり、全部受け止めろよ?」
それからの猗窩座の動きは性急だった。
容赦のない責め。
こちらも鬼でなければ身が持たない程に突き上げられ、膣中に白濁を注がれる。
何度こちらが達しても、猗窩座の陰茎が萎える事はなく、何度も白濁を放出され、下腹がたぷたぷと波打つまで行為は続いた。
互いに蕩け合うくらいに何度も交わった。
「はぁ……ぁん…///」
最後は猗窩座に尻を上げさせられ、後ろから激しい突き上げをされていた。
いつの間にか夜も明け、鳥の囀(さえ)ずりが聞こえ始めた。