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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第9章 戦いの只中で


少し前の無惨との会話を思い出す堕姫。

「堕姫。私の支配から逃れた鬼がいる。珠世のように。見つけて始末してくれ。お前にしか頼めない。麻の葉文様の着物に、一松柄の帯の娘だ」

「ええ、勿論。嬲り殺して差し上げます。お望みのままに…!!」

炭治郎が限界を超え、動きが止まる。

「炭治郎!!」

代わりに冨岡、禰󠄀豆子の二人で堕姫に応戦する。

「水の呼吸・漆ノ型 雫波紋突き」

「むむーっ!!」

ズババ。

ガラガラガラ。

帯の攻撃を禰󠄀豆子が捌ききれず、屋根から落ちる。

「可哀想に。胴体が泣き別れになってるでしょ。動かない方が良いわよ」

「禰󠄀豆子!!」

不味い。
炭治郎も禰󠄀豆子も満身創痍だ。

俺がなんとかしなければ。

「アンタみたいに半端者じゃそれだけの傷、すぐには再生できないだろうし」

堕姫が禰󠄀豆子を嘲笑する。

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