第58章 絶対君主には成れずとも$ 下巻1
逃げ腰になる朔を捕まえて、ガンガンと下から突き上げてやれば、彼女の体がガクガクと痙攣し始める。
「義勇、様……やっ…これ、以上は…怖い…あぁっ!!///」
「大丈夫だ。存分に果てろ」
「あぁーーっ!!///」
媚薬の効果のためか、一晩中抱き合っていたため、体中汗だくだった。
気だるさを感じながらも、付き合ってくれた朔を抱え、浴室に連れていく。
彼女の体を洗い、性器から白濁を掻き出すと、ごぽりと音がするほどに膣内に吐き出したことを実感する。
浴室を後にし、新しい夜着を着せ、冨岡の来賓室に移動して朔を寝台に寝せる。
寝顔を見つめながら、白藤とは違う愛しさを朔にも感じ始めた瞬間だった。
スルタン下巻1 -了-