第6章 *ADB*幽霊の春* @キセキ@
「あ、はは。
えと、スイマセン、この縄、切りたくなかったもんで…グスッ」
何で泣いてる(ガビーン
そこまでそれが大事か、馬鹿だな
っていうか、声、聞こえるもんなんだな……
「私、幽霊です。決して怪しい者じゃありませんヨ^^」
いや、ツッコミどころ満載なんだが←
「今日は、貴方の恋の、お手伝いに来たのデス。」
何で語尾カタコトなんだ←
「貴方のちーむめいとの話を、こっそり聞いてきましタ。」
だから何でカタコトなんだ←
しかもチームメイトくらいカタカナ表記しろ←
盗聴かよ犯罪じゃん←
「貴方の想い人、黒子といいますネ。」
「!!」
「図星デス^^」
……何
なんかコイツ
腹立つ……←
「貴方が自分に自信を持ってないコト。
うまく会話ができないコト。
皆に自分が覚えられてないと思ってるコト。
私は知ってマス。」
「……何で………?」
「貴方はいつも、話してくれたじゃありませんカ。
ここで、恋の話ヲ。
楽しく聞かせて貰いましたヨ。
ねぇ?桜?」
その時
桜がガサガサと音を立てて揺れる