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今宵、蜜に溺れてく

第2章 今宵、君に酔う





「…………ぇ」



「はーや、く」
「ま、待って匠、そんなの、無理……っ」
「無理じゃないよ、ほら、腰落とすだけ。ね?」

「………っ」



かわいい。
恥ずかしそうに真っ赤になる顔も。
震えちゃってる体も。
ほんとかわいくて。
もっともっと意地悪したくなる。





「出来ないの?」

「………っ、たく、みぃ」



おっきな瞳にたくさん涙溢れさせて。
懇願するように理緒は俺を見下ろす。



「じゃぁ、このままだね?」

「………っ」




羞恥に顔を最大限、赤らめて。
涙まで流してくれちゃって。
震える理緒の体。




ねぇ理緒。




お預けくらってるのは、理緒だけじゃないよ?





「匠の、意地悪……っ」
「うん、そんなの今さらでしょ?」
「匠の、バカぁ………っ」





「理緒」





震える理緒の腰を、掴んで。
ビクン、て。
理緒が小さく跳ねた。





「挿れたくなるように、手伝ってあげる」

「ぇ………、っ、ひぃあっ!?」





す、と。
跨がったままの理緒の割れ目へと指先を伸ばして。
少し撫でただけで大袈裟に跳ね上がる。



「たく、み……」
「んー?」
「それ、むり、だよぉ………っ」




頭を少し起こして。
充血したそこへと伸ばした指先で、上下に擦りあげ。
ついでにふやけてトロトロになった皮も、剥き出しに、すれば。



「ぁ……っ、は…、やめ、やだぁ……っ」
「逃げるな」


体を捩って逃げようとする理緒を捕まえて。
指先で愛撫を繰り返す。



「ほら、力いれてないとはいっちゃうよ?」
「匠……っ、匠むり……ぃ、ぅ、っぁあ……っ」



頭を振りながら。
必死に懇願する理緒が、可愛すぎて。
知らずに口角が、上がる。



「ひァ……」



ぐり、って。
親指で一際強く、押し潰せば。
弓なりに反れた体は一気に脱力し、そのまま理緒は思い切り、結果的に俺を深く深く、咥えこむ形となった。




「━━━━━━━ッッ!!」



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