第3章 過去と今
1年前に僕とるぅとくんは付き合い始めた。
家族公認で、とっても幸せだった。
でも、とある事がきっかけで
別れることになってしまったのだ。
~1年前~
「るぅとくんと別れて。」
「じゃないとるぅとくんを殺す。」
「は?」
それが始まりだった。
気づかなかった。ストーカーに。
そのせいでバレてしまった。
その女はそれだけ言って
暗闇に姿を消した。
混乱して、兎に角、誰かに言わないと…
真っ先に浮かんだのが霞さんだった。
彼女はるぅとくんのお姉さんで、
僕達の1番の理解者だった。
電話で事情を話し、極力るぅとくんから
目を離さないようにした。
それでも、活動もあるから絶対何処かで会うことになる。
なーくんに何らかの事情でるぅとくんの事を
話そうか迷ったけど、話すことにした。