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刀剣乱舞 ミラーツインズ R18

第1章 第1話 誘い(いざない)


山姥切「布のことは善処する……とりあえず、俺の本体を返してくれ。それがないと、落ち着かない」

「本体?」

こんのすけ「そちらの刀剣でごさいます、この者達は九十九神ですゆえ」

スッ。

腰に挿していた山姥切の本体を返す。

「本当に山姥を切ったのか?」

何気なく口から出た問いだった。

山姥切「山姥を切ったのは本歌で俺ではない。俺は写しだからな」

「模造品ということか?まぁいい、もとより刀の由縁にはあまり興味はないしな。せれよりも、手合わせだ」

山姥切「何っ⁉️」

「ここは鍛練場なのだろう?」

山姥切「それはそうだが…」

「なら、手合わせだ。お前の力量見せてもらおうか」

こんのすけ「はわぁ」

ぶるぶる震えるこんのすけ。

カン、カンッ。

山姥切「っ……」

本気でいかないとヤられる。山姥切がそう思う程に審神者との手合わせは真に迫っていた。

こんのすけ「お二人共、どうかその辺りで!」

こんのすけが声をあげた。

山姥切「はぁ、はっ…」

この審神者、何者だ⁉️

「……勝負に水を指すなど、次やったらその毛むしってくれるわ」

こんのすけ「ひっ‼️」

@@@

場所を鍛練場から鍛刀の工房へ。

「札を使って刀剣を呼び出す?」

こんのすけ「左様でございます!」

鍛刀妖精に手伝い札を渡す。

「失敗してくれるなよ?」

コクコク

鍛刀妖精が激しく首を振る。

山姥切「鍛刀妖精を脅迫するな」

パアッ。

「よお、大将。俺っち、薬研藤四郎だ」

「短刀…」

薬研「何だ、大将?」

「えっと、薬研。本体を見せてくれ」

薬研「あぁ、構わないぜ」

山姥切「いいのか」

薬研「あぁ、にしても随分熱心だな」

「うん、良い具合だ」

スッ

薬研「た、大将⁉️」

「どうした、短刀は肌身離さず持つものだろう?」
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