第36章 後日談 廻り
山姥切長義の場合 幸せな夢編
千歳「祝言?」
長義「そう、君等なんだかんだ言ってまともに祝言あげてなかっただろう」
千歳「それはそうだが、今さら…」
翡翠「えー、かあさまの花嫁さん見てみたい」
千歳「翡翠?」
瑠璃「僕も花嫁さん見てみたい!」
千歳「瑠璃まで。長義、お前の仕業か?」
長義「まさか、発端は一期一振だよ」
千歳「は?」
ますます訳が分からない。
翡翠「かあさま、お姫様みたいになるんでしょ?」
瑠璃「キラキラのドレスきっと似合うよ!」
長義「ええっとね…」
長義曰く、一期一振が二人に絵本を読み聞かせていたところ、二人は本物の王子様とお姫様を見たいと言い出したのだそうだ。
その時、一期一振が千歳と国広の祝言の写真を見せたら良いのではと提案したらしいのだが。
千歳「いかんせん、私達は写真どころか祝言事態を行っていなかったと」