第34章 第34話 空白@
千歳「あっ…ゃだ…こんな…///」
歌仙「大丈夫、ちゃんと飲んであげるから」
ちゅう。
千歳「あぁんっ…はっ…歌仙も…脱いでよ…///」
歌仙「じゃあ、脱がせてくれるかい?」
シュル。
歌仙の帯を解いて腰布を取り、着物に手をかける。
何か脱がす側になると途端にドキドキする。
元より和装は着なれていたため、歌仙の服も難なく脱がせることに成功したが、アンダーってどう脱がせるんだろう?
歌仙のそれは目立った金具等が見当たらないものだった。
歌仙「ん?ああ、これも脱がせたいのかい?」
お手上げといった風に少し甘えた顔をして歌仙の胸元へ飛び込めば、彼は一瞬困ったような顔をして、いそいそと脱ぎ始めた。
あ、捲り上げていいんだ。
だんだんと顕になっていく、歌仙の体は均整の取れた筋肉が並ぶ美しい裸体だった。
何か中世の彫刻のようだ。
隣に並ばされるのは何だか気恥ずかしい。
歌仙「どうしたんだい?」