第30章 第30話 進む先に@
『審神者の神力低下を探知。近侍と閨を共にすべし』
ちょーぎ「来たね」
千歳を奪い取って早三日。
こんこんと眠り続ける千歳の顔色は以前芳しくない。
無理もない。
この三日の間も二年間の記憶の処理に費やしているのだろう。
だが、彼女を目覚めさせるのに、良い都合が出来た。
ちょーぎ「千歳、起きて。指令が来たよ。俺の相手してくれるよね?」
「ん、ちょーぎ?」
千歳に口付けながら、彼女の着物の合わせを広げていく。
相変わらず魅力的な身体だ。
千歳「嫌っ、やめっ…」
初めて抵抗された気がする。
いつもは媚薬を多様していたし、何より初めては素の彼女を堪能したかったからだ。
だが、彼女は泣くばかりで嬌声を上げもしない。
それどころか否定の言葉しか並べず、オマケにちっとも濡れない。
何故か。