第27章 第27話 逃避行(とうひこう)@
まんば「§$∞@℃¥!!」
太郎「何と?」
まんば「貴様、正気か!」
太郎「正気ですよ。私は以前この方を抱いて以来、忘れられないのです」
まんば「り、理由はどうあれ、俺は彼女を本丸へ送り届ける」
太郎「貴方こそ、正気ですか?この方はちょーぎが見つけた。我らの本丸の審神者になって頂くのです」
まんば「何をバカな…おい、アンタしっかりしろ!このまま良いようにされて良いのか?」
太郎「無駄ですよ。そう、簡単には記憶が戻らない」
途端、彼女の目から涙が溢れ出す。
千歳「国、広…」
呼ばれた、名を。
何故かは分からない。
ただ、勝手に体が動いた。
太郎太刀の腕の隙間を縫って彼女を取り戻し、走り出す。