第4章 第4話 誰そ彼(たそかれ)
数日後。
結局あれから妙な指令は来なくなり、近侍は俺か薬研の交代制になった。
因みに今日は薬研が近侍だ。
今日は本丸に新たに打ち刀と脇差が加わった。
「俺、加州清光。川の下の子です」
「僕は大和守安定、新撰組沖田総司の持ち物だったんだ」
「俺は新撰組土方歳三の愛刀、かっこよくて強ーい和泉守兼定だ」
「はい、はーい。兼さ、こちらに和泉守兼定は来てませんか?」
大和守「あ、清光だ」
加州「また、お前と一緒?」
「兼さん❗」
和泉守「おお国広じゃねぇか⁉️」
一気に賑やかになったなぁ。
千歳「国広?」
山姥切「兄弟」
「あ、兄弟。久しぶりだね。君がここの初期刀だったんだ」
山姥切「ああ」
「あ、主さん。初めまして、僕堀川国広です」
千歳「国広と国広で兄弟か」
堀川「はい❗」
山姥切「にしても、主。アンタ大丈夫なのか?一日に四人も顕現させて」
千歳「国広、ちょっと面貸せ」