第16章 第16話 秘する華@(ひするはな)
ちょーぎ「ね、起きてる?今日はどうしたい?昨日みたいに太郎太刀にする?それとも俺?」
千歳「帰り、たい…」
ちょーぎ「やだなぁ。大丈夫だよ。審神者ちゃんがこの中の誰かの子を孕めば元の本丸に帰してあげる」
千歳「嫌…」
ちょーぎ「あんまり聞き分けがないと君もあの娘達みたいに、もがれちゃうよ?」
千歳「え?」
千歳以外にも連れて来られた女審神者が政府が新設したこの建物にいた。
千歳の目の前で、加州清光に抱かれているその人は右手首の先が無かった。
その隣で三日月に抱かれている人は左足の指が無かった。
千歳「ひっ⁉️」
五体満足なのは千歳一人だけ。
私もこの人たちと同じ様にされる?
ちょーぎ「怖がらなくても大丈夫。皆は君みたいに大太刀の魔羅が入らなくて彼らにもがれちゃったんだ。でも君は昨日太郎太刀のがすっぽり入ったでしょ?それを聞いて皆で君が起きるの待ってたんだよ?特に大太刀の子や槍の子が気合い入ってるんだよね?」
「あー、いた。見つけた。その娘でしょ。昨日兄貴のが挿った娘ってさ」
千歳「だ、れ?」
「アタシ、次郎太刀。アタシも兄貴と同じ大太刀なんだ。相手してよ」
びく。
次郎「震えちゃって、可愛いね。アンタ。啼かせ甲斐がありそうだ」
次郎太刀に抱き上げられる。
怖い、怖い、怖い。