第15章 第15話 手折る華@(たおるはな)
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山姥切「主、起きろ」
千歳「国、広…?」
山姥切「起きたか?」
千歳「ああ。今何時だ?」
山姥切「昼だ」
千歳「二人揃って寝坊だな」
山姥切「主との子ができる夢を見た」
千歳「私の夢には、お前似の女の子と私似の男の子がいたぞ?」
この幸せが続くと思っていた。
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「じゃ、迎えに行ってくるよ♪」
暗躍し出した影の存在に気づかなかった。
千歳「じゃ、ちょっと行ってくる」
山姥切「本当に着いていかなくて良いのか?」
千歳「万屋までだから、おかしなのがいたら逆に縛り上げてやる」
山姥切『本当にやりかねないな』
山姥切「分かった、行ってこい」
千歳「すぐ帰って来るから」