第15章 第15話 手折る華@(たおるはな)
前田「主君、なかなか起きてきませんね」
五虎退「皆で起こしに行きましょうか」
鶴丸「待った。俺が行ってくる」
小夜「お願い」
鶴丸「ああ」
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審神者部屋前。
鶴丸「さて、主ー。もう昼になるぞ。いつまで寝てるん、だ?」
ガラ。
千歳と山姥切国広が抱き合ったまま眠る姿。
袿は掛けてあるが、端に散らばっている着物は双方の物で間違いあるまい。
つまり、袿の下の二人は裸のままだ。
鶴丸「山姥切ー、チビ達が来る前に起きた方が良いぞ?」
山姥切「ん、朝か…」
鶴丸「もう、昼だ」
山姥切「鶴丸」
鶴丸「もうすぐチビ達が、主に会いたくて痺れを切らしてやって来るぞ。急いで準備しろ」
山姥切「………分かった」
スー、パタン。
襖が閉められる。