第14章 第14話 伝わる想い@
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万屋にて。
千歳「有るんだな、水着。国広、一度試着してみてくれ」
紺色の海パンを手渡す。
山姥切「分かった」
千歳「しかし、水着か。高校以来だな」
中身はビキニ、上にワンピースパレオを羽織るタイプの水着が人気のようだ。
千歳「あまりヒラヒラしたのは性に合わないが…」
コレなら目立たないか?
山姥切「終わったぞ」
千歳「サイズどうだった?」
山姥切「俺は丁度良かったが、大倶利伽羅や燭台切、三日月達はもう一回り大きい方が良いかもしれない」
千歳「分かった。助かる」
山姥切「ところで、アンタのはもう選んだのか?」
千歳「一応な。コレから着てみる。国広、その…変だったら言ってくれ」
山姥切「?、ああ」
シャッ。
千歳「どうだ?」
さっき手に取ったパレオ付きの水着を試着し、カーテンを開く。
中身は黒地ペイズリー柄があしらわれたホルターネックビキニだ。
山姥切「…………/////」
千歳「国広?」
山姥切「アンタ、その格好で海行くのか…?」
千歳「変か?」
首をかしげ、上目遣いに見上げると、布の下で国広が赤面していた。
山姥切「アンタ、俺に対して危機感ないのか?///」