第13章 第13話 独占欲@
薬研「よお、目ぇ覚めたか、たーいしょ」
千歳「薬研?」
薬研「大将、体大丈夫か?二日も寝てたんだぜ?」
千歳「腰痛い」
薬研「そりゃ、あの四人にきつく説教してくれや」
そこに並んでいたのは、三日月、大倶利伽羅、山姥切長義、燭台切光忠。
千歳「全員、歯ァ食いしばれ」
ゴッ。×4
全員顔に青アザ。
三日月「はっはっは。うちの姫君は随分とお転婆だなぁ」
大倶利伽羅『何て馬鹿力だ』
燭台切『意外に痛い』
長義『顔殴るなよ、顔を!』
長義「あ、そうだ。主殿、政府から現世への一時帰還の許しが出たんだ。何か大事な物や着替えを取ってくることができるよ?」
千歳「一時帰還?取って来たい物がある」
長義「他部署の僕が現世まで案内をするから。あ、もちろん僕もついて行くけどね。他の山姥切長義なんて僕じゃないからね?」
千歳「長義が二人?見分ける自信がないんだが…」
長義「大丈夫さ。顔は同じでもアイツとは中身が違う。見分けられるよ。主殿ならね」
千歳「そうか?」