第12章 第12話 ニアミス@
@@@↓ここから燭台切光忠裏。何でも許せる人向け。
数時間後
燭台切「主さん、少しいいかな?」
返事がない。
そーっと襖を開ける。
燭台切「寝てる…」
ドキドキ。
少しだけ乱れた千歳の着物。
白い胸元には山姥切長義が付けたであろう赤い花が咲いている。
ドキドキ。
さっきから鼓動が波打っている。
まるで全力疾走した後のようだ。
ゴクリ。
生唾を飲み込んで、燭台切の手は千歳の胸元へと伸びていく。
少しずつ、千歳の着物の合わせを広げていく。
あぁ、僕は今いけないことをしている。
その自覚はあった。