第9章 運命【灰羽リエーフ】

『…んんん………』

「大丈夫？痛くない？」

『いたくないよ…気持ちいい……』

「あと半分くらい」

『…えッ……』








…時間をかけて、全部はいった

あったかくてやわらかいのに
きゅうって締め付けてくる

すぐ出ちゃいそう







『…リエーフくん』







目を潤ませて俺に手を伸ばす。
吸い寄せられるようにキスをすると、
繋がってる部分がさらに蕩けてくのがわかる






「…動くね」

『ん、キスしながらがいいな。　背が高いから無理かな…って思ったけど』

「…え、できるよ、全然」

『ね、長いのは手脚だもんね、リエーフくん。ほんと、綺麗な人。　綺麗な身体』

「………」

『ねぇリエーフくん… 多分わたしいっぱい気持ちよくなっちゃう。
動いてなくても奥の奥に当たってて気持ちいい』

「うん」

『リエーフくんもいっぱい気持ちよくなってね』

「俺ももうすでにすげー気持ちいいよ。一回出せそうなくらい。
でも穂波ちゃんが乱れるとこ見たいから、動くね。痛かったら言ってね」

『…ん』







舌を絡めキスをしながら、ゆっくりと腰を動かす。

…やっべ、上も下も繋がってて、
どっちも気持ちいい。どっちも俺に絡みついてくる。





気持ちよ良すぎてキスやめたくないけど、
下も気持ち良すぎてお互いにキスがままならなくなる





口を薄く開いて近い距離のまま、
でもキスはしないで繋がってる部分の快感に集中する




はぁ　はぁ… ってお互いの息が口や口の周りにかかる






「穂波ちゃん、好きだ」

『…んッ　わたしもっ』

「………」






腰の動きが速くなる
優しく…優しく… って言い聞かせながら加速する律動を止められない







シーツ掴み苦しそうに眉をしかめながら、
腰を浮かせて欲しがる穂波ちゃん

揺れる胸の服らみ








『…あッ　もッ　　イッちゃ……』








身体を何度か脈打つように震わせて穂波ちゃんがイく
その間もゆっくり出し入れしてると
ぴゅっぴゅって水みたいなのがいっぱい出てくる








シーツどころか何もかもびっちゃびちゃ
履いたままのスカートも俺のズボンも、布団も。