第8章 最後のチャンス
そして最後のチャンスがきた
「土籠‥お願いね?」
土籠は頷いた
「あ‥あの!」
「どした?」
「私が帰ることを選んだらどうなりますか?」
「ここで会った記憶とともに消えて元の世界に戻ることになる」
「花子くんたちは私のこと覚えてますか?」
「あぁ‥忘れることはない‥‥はじめていいか?」
は頷いた
(私はもう‥決めたよ‥花子くん)
は目を閉じた
「土籠‥‥」
「七番様‥入ってきちゃだめですからね?」
「わかってるよ‥‥はどうするのかなって思って」
「七番様‥やっぱり好きなんですか?この子のこと」
「まぁ‥そんなとこ」
「そうですか‥」