第5章 正解と誤答と誤解と嘘
「ちょおハリベル、助けてや」
ハリベルの部屋を訪ね、いつもの従属官3人とのんびりお茶をしていたハリベルに助けを求める。私はこの4人が割と好きだった。揶揄い甲斐のある従属官3人と、ちょっと似た思考を持つハリベル。女性との接触に飢えた時はいつも混ぜてもらっていた。3人は私に悪態をつきながらも席を用意しお茶の用意をしてくれる。ツンデレだと揶揄すればギャーギャーと騒ぐ3人(主にアパッチ)をあしらいながら、ハリベルの隣に座った。
「…それで。愛美が助けを求めるとは珍しい。何があった?」
ハリベルは私を名前で呼ぶ。彼女も、私と自身が似ているらしいと認識してくれていることは知っている。心を開いてくれた証だと以前スンスンがこっそり教えてくれて、嬉しかったのを思い出す。
「藍染隊長んこと大好きな子おるやん、名前なんやっけ、あの子」
「ああ、あの子か」
「そうそう、その子。私んこと目の敵にしてはって、藍染隊長とはどない関係なんやー何で私じゃなくてお前がーって会う度にうるさいんよ」
あいつ弱くてブスの癖に煩いよなと言うアパッチとミラ・ローズに、ブーメランですわねとスンスンが返す。そこからまた騒がしくなる3人に、ハリベルは毎日賑やかで大変そうだなと思った。顎に手を当て何か考え込んでいた彼女は、ふむ、と顔を上げる。
「丁度良い、私も気になっていたんだ。お前、藍染様とは恋仲なのか?」
「ええー…ハリベルまでそんなん言う?」
うんざりとした気持ちを隠しもせず零す。藍染隊長がみんなの前で私に構うからこんなことになるのだ。まったく、本当に面倒臭い。溜め息を吐いた私を見ながら、そう言えば、と3人が口々に発言する。
「最近グリムジョーとも仲良いよな。こないだあいつがお前を探し回ってウロウロしてんの見たぜ」
「ウルキオラにもちょっかい出してるらしいじゃないですの。ま、彼も満更では無さそうですけどね」
「マジかよ!あ、でも、ノイトラと遊んでんのもよく見るな。楽しそうに斬り合ってんじゃねえか」