第2章 恋したこいした
「ちょっとびっくりし過ぎてない?」
ばくばく
「太宰さんがいきなり出てくるからじゃないですか!」
「あー···怖かった、太宰さん風邪引いちゃいますから早くタオルで拭いてください」
「ん~··天音くんにやってもらいたいな~~··」
「自分で拭きましょ」
「やだ~~··駄目かい?」
「うっ···敦くんごめんね。また明日」
「うん!太宰さんも風邪引かないでくださいね。またね」
「うん、また明日」
「ばいばい」
☆☆☆
「さて、敦くんは帰らせた。今日は私の家に行こうか?」
「····はい、太宰さん」
ーーーーー·····
てくてく。
(天音さんと太宰さんは恋仲だ)