第7章 再会
かかしサイド 続き
木の葉の里______
とりあえず熱のあるマリをサクラにまかせて、意識の戻った綱手様に報告にいく。
「かかしせんせぇ、あとでゆっくり話聞かせてもらうから~」
と何か企んだような目でいうサクラには
あとでなんていおうかなぁ…
と悶々と考えをめぐらす。
正直いって里およびこの忍び世界は今まさに波乱な状態だ。これから大きな闘いが起こることは目に見えて予想がついている。
このタイミングでマリと再会できたことにはうれしさもあるが、正直困っていると言った気持ちも大きい。
戦争が起こる______
彼女には話さなければならないことがたくさんある。
それに、彼女がここにいるなら俺もなんとしてでも彼女を守りたい。
だが、彼女の精神がこの世界の状況についていけるのか心配だ。
明らかにわかるのは
マリは純粋で、死が身近にある生活をしていない。
彼女がここにいることが正しいのかも俺はわからない。
「さて…どうしますかね…」
ため息だけが空にいくつも舞い上がった。