第22章 エピローグ
かかしサイド 続き
「パパ、どっち?リンじゃないなら、リンはサスケおじちゃんと結婚するもん」
「かかしどっちなのよ?私じゃないならサスケくんとこに居候するから」
「ちょと待って待ってっ(汗)そうやって2人ともすぐサスケに逃げるんだから~」
そう冷汗かく俺を横目にマリとリンは大笑いして
「パパが困ってるから今夜のライバル対決は引き分けにしとこ~やっぱリンはあたしの子だね~サスケくんの良さがわかるなんて」
「サスケおじちゃんほんとリンのタイプ」
とか話始めたから、今度は俺がふてくされたい気分でしょーよ。
「結局2人とも俺よりサスケなんでしょ?」
そういうと
「「かかしが/ パパが1番だよ」」
って両サイドからほっぺにキスしてくれた。
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ぼんやりと蘇る遠い昔の記憶_____
懐かしい火の神様の場所…
孤独な俺は君とここで会ったんだ。
そしてここで別れ、ここでまた始まった。
君と繋がることをあきらめたら
君も、そしてこの小さな俺達の分身もここには
俺の腕の中にはなかった____
両脇に抱える宝物たちの寝顔と寝息に徐々に誘われる
「俺…ほんと…幸せだ」
湧き上がる幸せを噛みしめながら
俺は誘われるようにしずかに瞼を閉じた_______