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【鬼灯の冷徹】あの世の行い気をつけて【トリップ長編】

第6章 初めてのお使い~桃源郷編~


「うさぎと言ったらバーナビー、バーナビーと言ったら眼鏡~、眼鏡と言ったら新八・・・」
どうも、私です。
此処に来るまでの間に牛頭と馬頭に絡まれ、今度一緒にお茶する流れになりました。(どうやらお香さんが定期的にお茶会開いてるみたいだったので、明日の朝にでも聞いてみよう)道案内してもらった後ひとり連想ゲームをしながら歩くこと数十分…
やってきました桃源郷!ただいま「うさぎ漢方 極楽満月」の前へと来ています。
「さて、あの脳内年中お花畑神獣はどこだ?」
黙ってればイケメンと思うけど、シロにすら「多種多様なメスの匂いがする」って言われるほどの方だしなー、一応警戒していかないと。これで口説かれなかったらそれはそれで面白いかもしれないけど、流石に凹むと思う。
そんな妄想を繰り広げながら畑や果樹園を覗いてみるけれど彼の姿は見えない。
が、代わりに一生懸命草を食べるうさぎ従業員さんの姿と一所懸命に畑を耕す桃太郎の姿が見える。
小走りに走り近づいて見ればこちらを振り返る桃太郎さんと目が合い、そのまま側に立ち止まって声をかける
「すみません、極楽満月の方ですか?薬を引き取りに来たのですが案内していただけませんか?」
その言葉に立ちあがり体の汚れを払い落とすと、桃太郎は柔和な顔を見せて
「どうぞ、ご案内します。此方になりますからついてきて下さい。」
と歩きだしてくれた。
うん、すごく美味しそうな植物を育ててくれる顔になってる。天職って言ってたけど、本当にいい仕事に巡り合えたようだ。
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