第31章 雨降り前の夜(R18)
「し……な……まさ……しかっ…
あっ、みせ…なぁ…いンっ…ふぁあぁ〜…」
こんなに裸を晒して、
こんなに心を乱される、
それは瑠璃にとって、政宗だけなのだ。
(政宗だけが…私をっっ)
心から縛る存在。
だからこそ、今日の藤隆姫を見て、
すぐにでも送り返して欲しいと思った。
『ゆるりと滞在してゆけ』と挑発して来た信長にも実は腹を立てていた。
「まさっ、ねっ…私、だけっ?
ねぇ…ぁっ…わた……けって、んぁ…
言って…あっっぁ、やっ、まさむ……ぅぁ
ンッ…チュッッ」
チュッ…クチュッ…ヂュチュクッ…はっぁ
政宗の唇が重ねられ、
舌が絡み、息が絡んだ。