第13章 政宗愛抱ス(R18)
頭がクラクラしそうなほどの口付けをされ、
溢れた唾液を舐めとれ、と命令されたまま、色香を全開にして、渇望の熱っぽい瞳でそう言われ、身体が熱くなる。
(エッチな気分に……)
政宗の言葉に思い出す、情事の気持ち良さ。
政宗の欲に当てられたように、
身体と心が急に疼き出す。
瑠璃は、自分が政宗に従ってしている今の行為が、酷く、淫らに思えてきた。
「……」
一気に恥ずかしくなって、瑠璃は黙って俯いてしまった。
急に瑠璃が停止して俯いた。
「?…どうした?」
まだ、意地悪な態度も言葉も発していないはずなのに、俯いている。
(指舐めさせたからか?)
けれど、瑠璃は指を喰むのは気持ち良いのだと俺は認識している。
なのに、何故だか動かなくなった。
嫌がる事はしたくない。
ただ2人で同じように、
気持ち良くなりたいだけだ。