• テキストサイズ

あなただけを…

第63章 ➖新たな問題➖


「はぁ…やっと静かになりました…。
 それはそうと、マヨネーズ……
 実験の時の事を思い出してしまいましたね」

『ん?実験…魔法薬学かなにか?』

「えぇ、火傷を一瞬で治す魔法薬を作った際の
 ことを思い出してしまいましてね」

『あぁ、分離しちゃうからコツが必要よね。
 で、その感じからするに完成はした様ね…
 腑に落ちない事でもあったのかしら?』

「そうなんです。
 その時の相棒がジャミルさんなんですが…」

『あぁ…あの子か…あの子は要注意ね。
 禍々しい感じと、力もそれなりにありそうで
 アズールよりも演技派かもね?あの子』

「ジャミルさんをご存知でしたか
 僕よりも?…んー…やはりそう思いますか
 僕もずっと目をつけているのですがね…
どうも掴めないんですよね彼は…」

『まぁ、そのうちわかるでしょう?
 用心するに越した事がない人物ではあるね』

「そうですね。
 さて、サラ食後の運動と参りましょうか
 まだ休日ですしね……」

いつの間にか眼鏡を外し
ニヤリと怪しげな笑みを浮かべるアズール
そんな彼に腕を掴まれ
ベッドへと引き摺り込まれるのだった……
/ 244ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp