• テキストサイズ

あなただけを…

第45章 ➖大切な……➖



その後
彼等から服を返してもらい
手伝ってもらいながら袖を通していく…

『よし!これで大丈夫かな…?』

「サラ…コレ…返す…」

ブレスレットを差し出すフロイド

『あぁ…ソレを忘れちゃダメよね…』

「オレが付けていい?サラに…」

頷き、右腕を彼に差し出す

「サラ…ゴメン」

シュンとしてそう告げるフロイド
そんな彼を手招きし抱きしめる

『はいはい…今度したら許さないからね?
 いい?もうしない?』

「…うん…しない」

『ならよし!…さて、暗い顔はやめて…
 2人はラウンジ呼ばれてるでしょ?』

「そうでしたね…フロイド行きますよ」

「ん…行く…」

3人で空き教室から廊下へ出る…
2人の背を軽く、押し喝を入れる

『はい!いってらっしゃい!』

ひらひらと手を振り送り出す…

「「いってきます/ね」」

2人の声が揃い
そのままラウンジへと向かって歩みを進める
小さくなっていく彼等の背を見送った…

(あの子たちなら大丈夫ね…任せたよ…)

そう心の中で呟き、その場を後にした…
/ 244ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp