第2章 緊張の連続
中村「んで、ここがキッチン、あそこが風呂場。ごめんな、風呂場は男女兼用だから一緒に使うことになっちゃうと思うけど…大丈夫?」
貴「あ、だ、大丈夫です!!使えればなんでもいいので!」
プッと中村さんがふきだす。まだ緊張してんのかよーと言ってツボに入ってるみたいだ。中村さんって見た目少し怖いと思ってたけどすごくいい人なのかもしれない。
中村「と、まぁここら辺で説明終わるけど、もしわかんないことあったら誰かに聞けばいいよ。お手伝いさんって言ったってずっと何かしてろって訳でもないし、家事以外の暇な時間は自由に過ごしていいと思うよ。」
貴「はい!そうしますね、ありがとうございます」
中村「俺ともゲームしような。じゃあ、リビング戻ってみんなと仲良くなれるように話でもしに行くかー。」
中村さんに促されるまま、リビングへと戻っていく。みんな台本を読んだりスマホをいじったりゲームしたりしてくつろいでいる。