第1章 出会い
ブルルルルルルルルル……キッ
知「さぁ、ついたぞ」
貴「え?でっっっか」
そこにはまるでお城のような家があった。
見渡すと都内の中でも芸能人ばかりが住んでそうな高級住宅街だ。
知「住み込みで働いてもらうけど、その事言ってなかったね。荷物は順次買い足していってくれるかい?」
貴「どうせ拒否権はないんですよね笑」
知「その通り笑、じゃあ中に入ろうか」
─────ピンポーン
?「……はい」
知「あぁ、僕だ。お手伝いさん連れてきたぞ。開けてくれ。」
?「……お手伝いさん??あーーなんか神谷さんが言ってたような」
低くて渋い響きのある声が聞こえてきた。のぞみはアニメはメジャーなものしか知らないが、声優さんはある程度知っている。
貴「まさかこの声……中村さん?」
知「お、よく分かったね。さぁ入ろうか」