第1章 出会い
─────次の日─────
朝8時にここに来てと住所が書かれたメモを渡され、そこまで車で向かう。
貴「なんでこんな朝早くに……」
言われた通りの場所に着く。そこにはとても大きな事務所があった。受付で父の知り合いの名前を出すと、少し待ってくださいと言われ待機し、しばらくすると「ご案内します」と男性が出てきた。
男「水崎さんでしたっけ、初めまして。社長の頼み、よく引き受けましたね」
君「……え?」
男「いや、すみません気にしないでください、それでは行きましょうか」
意味深な言葉を述べた男性はエレベーターで父の知り合いの部屋まで連れて行ってくれた。