第1章 自慰
「ふふっ、佳南ちゃんに見られるとか恥ずかしいな…」
でもうれしい……♡と、彼の恍惚とした瞳がわたしを捉える。ほんっとにドM……
可愛いな、と思ってズボンの上から彼のソレをつんっと弾くと、短い喘ぎ声が聞こえる。
「こうしたらいい?どうしたら勃ってくれる?」
ふるふると震える彼に訊いてみる。
「…佳南ちゃんは、そこにいるだけでいいよ…?」
僕が自分で勃たせるから、とつけ加えると、彼はズボンとパンツを下げる。大きくなったソレがぷるん、と勢いよく飛び出した。そして、自らのソレを擦り出す。
「…ん、はっ……佳南ちゃん、すき、すきぃ……♡♡♡」
ソレを擦り上げる度にあっ、あっ、と喘ぎ声を上げる彼がとんでもなくかわいらしい。どうして男の子の喘ぎ声はこんなにも…ゾクゾクしてしまうのだろう。
行為の間、わたしがじーっと彼のソレを見つめていると彼は更に興奮したようで。
「…みないでぇ…やぁ…っ…佳南ちゃん…♡♡♡イっちゃう………っ!!」
ああっ、という声とともに彼は果ててしまった。白濁液が彼の指を汚す。
そしてわたしは________その彼の手を取った。