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ダイヤのA 御幸一也

第61章 ※   いけないことしようか


無言の御幸くんに連れて来られたのは、体育館の倉庫。
外からも入れるようになってる。
ガチャガチャやってると思ったら、扉が開いた。

なんで、鍵は?


「情報の共有は大事だろ?」

「いいの?バレたら…」

「好きって気持ち見せてくれるんじゃねぇの?」

誰から聞いたのかはわかんないけど、ここの鍵が壊れてるって知ってたっぽい。
御幸くんは先に中に入ってジーッとこちらを見つめている。
覚悟を決めて中に足を踏み入れた。
扉を閉めるのとほぼ同時に、積み上げられたマットレスに押し倒される。

「いけないことしようよ。いや、気持ちいいことかな。」
キスしながら、ボタンを外されて、素肌が晒されていく。

「下着の趣味変わった?」
「これは…えーと…」

確かに今までの路線?とは少し違う。
今までよりも大人っぽく、レース多めの仕様。

ガールズトークの上、御幸くんはこういうのが好きそうと唆されて買ってしまった。
よりによってこれつけてるときに、こうなるなんて思ってなかった。

「制服の下にこんなエッチな下着隠してるなんてなぁ…。
誰も知らねぇよな、気分いいや。」

お気に召したのだろうか…割と直ぐに外されてしまうのに、今日は下着の上から爪で引っかかれる。
それがもどかしくて…。

「下はどんなの?」

太ももを大きな手が滑っていく。それさえも焦らされてるみたいで、恥ずかしい。

「なにこれ、エロ…」

両サイドにリボンというか、紐…。
マジマジと見られて、恥ずかしすぎる。

御幸くんの視線で溶かされる。

「エロすぎんだろ…」

ポソッと、呟いて覆い被さってきた。

「ほんと俺のことどうしたいの?これだけ惚れさせてるのにまだ夢中にさせるの?」

胸がギュゥっと締め付けられた。
お腹のあたりに熱くて固い感覚。
手を伸ばして撫でるとカバっと御幸くんは起き上がった。

「待てって…今…触られると…マズイ…」

吐息混じりにそう言われて私は完全にスイッチが入った。

彼氏にちゃんとご奉仕しなよと友達にアドバイスされた。
その行為を教えられた時は戸惑ったけど、喜んでくれるよと。

マットレスに座って貰って、ジャージを脱がす。
私がしようとしてる行為がわかったのか、ストップがかかった。

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