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ダイヤのA 御幸一也

第47章 ※   バレないで…


「お水飲もうか」

ペットボトルの蓋をカチッとあけて、口移しで冷たい水が流れ込んでくる。
口の端からこぼれて肌に落ちたお水を、熱い舌で舐められるとまた一気に追い詰められた。

「舞ちゃん、ほんとかわいい。
ずっと腕の中に閉じ込めて…誰の目にも触れさせたくねぇくらい。」

御幸くんの独占欲が…嬉しい。

「ハァ……御幸くん、はげし…やっ…あっ……ん、ぅ……」
「舞ちゃんのナカが、熱くてウネってもっとって、欲しがってる」

御幸くんに激しく求められると、限界なのに…
もっとって欲しくなっちゃう。
離れなくなっちゃう。

「離れる気でいんの?俺が離すと思う?俺がどれだけ舞ちゃんのこと好きかまだわかんねぇの?」

違う違う…

「余計なこと考えてねぇで…舞ちゃんは、俺だけ見てろ。」


御幸くんがイクまでに何回目の前が真っ白になっただろうか…。
横抱きされてシャワーを一緒に浴びた。
恥ずかしかったけど、拒否権は当然なかった。

肌を隅々まで丁寧に洗われて、触り方がやらしくて、声が我慢できなかった。
洗うだけって言ってたのに結局そのまま1回しちゃって。
足に全く力が入らない。
されるがままに着替えさせてくれて。

ベットに横になるとまだダメと、ドライヤーで髪の毛を乾かしてくれる。
ドライヤーの暖かさと御幸くんの優しい手にウトウトしてくる。

「はい、終わった。舞ちゃん髪伸びたね。」

「そろそろ切ろうかな。願掛けも終わったし。」

「何お願いしてたの?」

「甲子園にいけますようにって。」

「そっか。でも、俺舞ちゃんの髪好きだから、切らないで。
感じてる時、毛先もフルフル揺れてかわいいからさ。」

「絶対切る!!恥ずかしい事を言わないで」

「だーめ、切らせない。」

御幸くんは一掬い毛束を取ってそこにキスをした。
ヤバイ…今ので、切る選択肢なくなった…。私って単純…。

御幸くんに引っ付いて、胸板に顔を埋める。シャワー上がりで体温が高いから、くっついてたらウトウトしてきた。

「ちょっと眠っていいよ。おやすみ」
その言葉に誘われるように、まぶたがだんだん重くなる。
御幸くんの大きな胸板に顔を埋めて、私は眠りに落ちた。

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