第10章 その手 十アグニ十裏
アグニがそんなことで悩んでいたなんて
知らなかった…
「でも、私アグニが好きよ?
前から好きだったんだと思う。
ずっと気がついてなかったけど…
身分とか、そういうものの事は
私にはまだよく分からないけれど、
恋しちゃったものは、しょうがないよね?」
これからもずっと一緒にいてね。
私がそう言うと
アグニはみるみる真っ赤になって「様‼︎可愛すぎます」とぎゅっとを抱きしめた
「ありがうございます様。
私はもう自分の気持ちに正直に
生きようと思います。
だから
これからは、気をつけてくださいね?
私はもう今までの様に
貴女への想いを
我慢したりしませんから」
終