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黒執事 短編

第10章 その手 十アグニ十裏



それからなんやかんやあって
このような状況に至る。




…数秒間の沈黙。






今、私の目の前には
三歳の頃から私に使えている
執事、アグニがいる。




だけど、今日の彼は
いつもの彼とは少し違って見えた






…なんか、"男の人"って感じ。







「…とりあえず、アグニどいて
動けないから……」






アグニに対して、
変な意識をしてしまった自分が恥ずかしくて
アグニを退けようとした、







でも…





「……嫌だと、言ったら?」







「…え?」







初めて彼が私の命令を拒否したから…



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