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黒執事 短編
第6章 媚薬 十シエル、セバス十裏
「ふん。なかなかしぶとい奴だな。
1番口が軽そうに見えたから
お前だけを生かしたんだが。」
『あら!それは残念ね。
私、拷問は訓練で
慣れているのよね。
恐らく指を一本ずつ切られたとしても
私は絶対に吐かないわよ?』
私は幼い頃から毒物や苦しい訓練を受けて育った
私は簡単には屈しない。
自信はあった。
「そうか……」
するとファントブハイヴ伯爵は少し考えるよう仕草をして
ポケットから液体の入った小瓶を取り出した。
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