第13章 意外な弱点 / 甘
テストがやばいので、勝己くんの部屋でお勉強してる私。
でもこの部屋の主の勝己くんはベッドで雑誌読んでいた。
理不尽!って思ってると、勝己くんはふいに背中を向けた。
私は聞かないだろうなと思いながら、背中をつーっとなぞってみた。
「…ッ!?」
『…えっ?』
声こそあげなかったものの、背中を思いっきりのけぞらせた。
しかもちょっと爆発したような。
意外すぎて固まる私。
「…てめぇ、よくもやったなぁ…おいっ」
『…いや、だって背中弱いなんて知らなかったんだけどっ!』
ー覚悟は出来てんだろうなぁ? リルル…
END