第6章 逆ラッキースケベ / 甘
ある昼下がり、私は着替えを持ってお風呂場へ向かっていた。
こんな時間にお風呂に入る人なんていないだろうと、たかを括っていた。
よしっ、入るぞーと勢いよくドアを開けると、そこにはパンツ一丁の爆豪くんがいた。
『ばばば、爆豪くんっ!?///』
「あァ?何覗いてんだ?変態」
爆豪くんはニヤニヤしながらこっちを見ていた。
私は慌てて、ち、違うからっ///って言ってドアを閉めた。
ーもうっ、なんでよりにもよって爆豪くんがー
そう言いながら共有スペースのソファに座る。
思い出すのは、濡れた髪、程よい筋肉質。
あんな反則な体忘れられるわけなくて、顔の火照りが治らない。
癒月、と声をかけられ見上げるとさっきと、さほど変わらない格好で現れた爆豪くん、肩にタオルがかかってるくらい。
『…っ!?///』
「そんなに、見てぇなら見せてやるよ」
ドヤァとキメ顔をする爆豪くん、絶対からかってる。
『い、いや、間に合ってますっ//』
「目ぇ、そらすな」
『お願い、もう許してくださいっ///』
END