第5章 ラッキースケベ / 甘
ある夜、俺は、風呂場の明かりがつけっぱなしになっているのに気づいた。
「っ、誰だよ、ちゃんと消せっ…」
風呂場に向かって電気を消そうとドアを開けると、癒月が着替え中だった。
「んなっ!?///」
『…えっ!? ば、爆豪くん!?///』
下着は着ているものの、白い肌やら、ラインやら目に飛び込んできて思わず一瞬フリーズする。
が、すぐにドアを閉めた。
認めたくねぇが、俺の好きなやつだったりする。
もしも、俺じゃなかったらと思うと、腹が立つ。
「何してんだ!!こんな時間にっ!?///」
『え、お、お風呂だけど?//』
当たり前の質問をしちまったが、しれっと答える癒月。
危機感ねぇのかこいつは。
「俺、じゃなかったらどうすんだっクソがっ‼︎// 」
『この時間は爆豪くんしか起きてないから大丈夫かなって//』
ー こいつ、何言ってんだっ、意味わかってんのか?
考えごとしてたら突然、扉が開いて、ルームウェアを着て髪をくくったあいつが出てきた。
思わずドキッと胸が高鳴ったのがわかる。
ごめんね、じゃあおやすみ、って言って帰っていく癒月。
俺は頭をがしがしとかいて、顔が熱くてどうしようもなくて、夜風にあたりに外へ出た
END