第33章 電話しながら / ※甘裏
『…はぁ、はぁっ///』
《ちゃんと、触っとんのか…?》
『……う、うんっ//…ぁっ///』
《…そのまま感じとけ》
出張でしばらく会えなくて、勝己くんの声聞いたら我慢出来なくなった。
そんなこともお見通しの彼は私にとんでもないこと言い出した。
《…んじゃあ指示してやっから、1人でしろや…》
お得意のニヤリ声で。
もちろんするわけないはずだったんだけど、いつの間にか私の手は、それぞれに伸びていた。
下着姿の私は壁側に向いて左手は胸、右手は下着に手を突っ込んだ状態でいじっていた。
そして冒頭に至る。
『…んっ、はぁっ、はぁ…』
《…まだ、イくんじゃねぇぞ…》
『……う、うんっ///』
《…そのまま指入れて、いじっとけ…》
『…〜っ///』
《…電話、切んなよっ…》
『…わ、わかった///…』
勝己くんの声を聞きながら想像する。
胸の突起をいじったり、激しく揉みしだいたり。
下は、くちゅくちゅと中をかき回す。
いつも勝己くんがしてくれるみたいに。
でも、上手く出来なくてもどかしい。
『……か、つきく…///』
《…ンだよ? 》
『……うま、く出来ないっ///』
《…っ、なら仰向けで、目閉じてろ》
『……う、うんっ///』
言われた通り、仰向けになって目を閉じる。
勝己くんに会いたい。
たくさんして欲しいなんて思ってたらー。
「……はっ、本当にしてた、なんてな、…」
『……っ⁉︎/// えっ、な、なんでっ///』
幻聴かと思った。
バッと目を開けると、まだ出張中のはずの勝己くんが目の前にいた。
恥ずかしくて体を丸めるけど、あっという間に組み敷かれる。
「…褒美で、たっぷりイかしてやる…」
そう言われて、胸がキュッとなると同時に、いきなり指を2本入れてきた。