第35章 ♡おやすみのキス / 激甘
「そろそろ寝ようか、リルルちゃん」
『うん、じゃあ、電気消すね』
枕元の電気を消して布団にもぐる。
暗いけどうっすら出久くんの顔が見える。
自然と距離が近づいて、唇が重なった。
「…ちゅっ」
『んっ///』
触れるだけのキス。
だけど、それだけじゃ足りないのかまた唇を塞がれる。
「んっ、はぁ、…っちゅっ//」
『んぅっ///…ふぁっ///』
おやすみのキスが、いつのまにか激しいキスになっていく。
出久くんの手がするりと腰にまわって、身体をぐっと引き寄せられた。
「…んっ、はぁ、リルルちゃ…、はぁっ、んっ」
『…ぁっ、んっ…いず、くっ、くんっ///…んぅっ///』
名前を呼びながら、雨のように降ってくる出久くんのキス。
呼吸が苦しくなって、ぎゅっと出久くんの袖を掴むと、ちゅっと音を出して、離してくれた。
『…はぁっ//はぁっ…もぅっ///いず、く…くんっ///』
「はぁっ、可愛い…っ、もっと…っ///」
『…えぇっ//…待っ、て…んんっ///』
息つく暇もなくまた唇を塞がれる。
ちゅっちゅっとリップ音が響いて、上唇を甘噛みされたり、吸われたり、本当に食べられてしまうんじゃないかって思うくらい。
「はぁっ///…柔らかいっ…ずっとしていたくなるよ…///」
『…〜っ///はぁっ…出久、くんっ』
すっと唇を撫でられて、ドキッと胸が高鳴る。
月明かりに照らされた出久くんは、普段の出久くんからは考えられないくらい色っぽくて、心臓がいつもより煩く感じた。
「まぁ、今日はずっとするつもりだけどね?覚悟しててね、リルルちゃん」