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黒子のバスケ(ほぼオールキャラ)の短編集なのだよ!

第3章 暑い夏。照りつける太陽。そして…?   宮地清志


体がふわふわする。床が冷たい。

私、なにしてたんだっけ?

プール掃除してて、それから…

頭がクラクラして…あれ、思い出せないや

とりあえずプール掃除にもどらなきゃ
そう思い、目を開けた。

宮地「遥?」


すぐ目の前に、宮地先輩の顔があった。

遥「!?」

びっくりした反動で、飛び起きてしまった。
目の前の宮地先輩とおでこを強くぶつける。

宮地「ぃ…ってえ…お前何しやがるんだ!轢くぞ!?」

遥「う……あ、ごめんなさい!」

おでこは痛かったし怒鳴られたが、おかげで意識がはっきりしてきて頭の整理がついてきた


私は熱中症で倒れてしまったこと。今まで更衣室で寝かされていたこと

そして、宮地先輩がそばにいてくれたこと。

宮地「おい、どうした。もう大丈夫なのか?つらかったらまだ横になってていいんだぞ。」

先輩優しい。でももう大丈夫そう。

私は平気の意味をこめて、笑顔で首を振った。

それを見た先輩は小さく「そうか」とつぶやき、うしろを向いてしまった。

私悪いことでもしたかな…
あ、まだお礼を言ってないからか!

遥「あの、助けてくれてありがとうございました!」

勇気を出して言うと、先輩は首だけこちらを向けた。

宮地「いや、俺お前見てただけだし。それに……お前が倒れちまった時点で助けられてねえじゃん」

拗ねたような口調で先輩はそういうと、今度は体をこちらに向けた。

宮地「もっと早くお前が具合悪いの気づいてやればよかった…すまん」

下を向き、そう言った。

先輩顔真っ赤…?もしかして…


遥「宮地先輩、具合悪いんじゃないですか!?」


先輩は「は?」とでも言いたそうな顔で私を見た。

宮地「なんで俺がそうなんだよ」

遥「でも、顔真っ赤……」


私がそう言うと、先輩はさらに顔を赤くしてこちらを睨み、



私を抱きしめた。




宮地「察しろよ。好きなやつと話してたら、そりゃ赤くもなるだろ、埋めるぞ。」

私はその言葉を聞いて動けなくなっていた。

それじゃあ宮地先輩は…


宮地「お前のこと好きなんだよ。遥も…俺が好きだろ?」

そう言い、先輩は私に口づけた。


暑い夏の日。照りつける太陽。
そして先輩と私。


小さな恋が実った音がしました。
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