黒子のバスケ(ほぼオールキャラ)の短編集なのだよ!
第3章 暑い夏。照りつける太陽。そして…? 宮地清志
暑い夏。照りつける太陽。
そしてデッキブラシとバケツ。
バスケ部マネージャーがなにをしてるかって?
プール掃除です。
高尾「なぁーんでバスケ部が掃除しなくちゃなんないの!?」
あれ?高尾くん若干キレてる?
でも、それには同感。なんでバスケ部?
大坪「しかたないだろ。今年はバスケ部の番なんだ。去年は野球部がやったんだぞ。」
なるほど。毎年交代でやる制度なのね。
大坪先輩の言葉であきらめたのか、高尾くんは掃除を再開した。
…………………
……私、気づいちゃったんだけどさ
……真ちゃんは?
ぐるりとあたりを見渡すと、
いました。更衣室の屋根の下に。
遥「真ちゃんなにやってんの!?」
私の声でみんなが顔を上げた。
宮地「おい緑間ぁ!!なにサボってやがる!轢くぞ!」
宮地先輩は声を荒げ、高尾くんは笑い転げる。
一方私は、驚きのあまりに動けないでいた。
真ちゃんが変わり者なのは知っていた。でもまさか、先輩たちが頑張って掃除をしている中サボるとは思ってもみなかった。
同じことを高尾君は思ったのか、笑い転げヒーヒーいいながらも真ちゃんに聞いた。
高尾「ちなみに真ちゃん…なんで…サボってんの…?」
高尾くんの問いに、真ちゃんはゆっくり口を開きこう答えた。
緑間「かに座の俺は、今日は宮地さんと相性が悪いのだよ!」
その言葉に皆が静まり返り、そのなかで一人、高尾くんが吹き出した。
私はため息をついた。真ちゃんはおは朝占いのことになると譲らない。
どうしたものかと思っていると、今度は宮地先輩が口を開いた。
宮地「ようするに、お前のそばに俺がいなきゃいいんだろ?」
宮地先輩、顔が怖いです。目が撲殺するぞって言ってます…
木村「落ち着け宮地。やむをえん。宮地と緑間が交代で掃除するか。」
大坪「そうするしかないな。」
木村先輩の提案と大坪先輩の了承により、真ちゃんもプール掃除に参加することになりました。