第7章 その瞳にうつるのは❄︎【時透無一郎】
「1週間、何度ココに出したか、分からないね。妊娠してたりしてね」
僕は椿姫の腰にぐぐぐっと腰を押しつけ、最奥に吐精する。
それに椿姫は頬を紅潮させ、
『んっ♡はぁ…無一郎くんの子どもなら、いつでも欲しいなぁって思ってたの。だから、わたしすごく嬉しいの。きっかけが、血鬼術だったとしても』
そう言った。
僕たちは合間合間に、簡単な食事をとっていた。
その時に、お互いの任務中のことを聞きお互い血鬼術にかけられ、こうなったのだと分かった。
これはお互いに血鬼術にかけられ、椿姫と1週間、ずっとセックスをし、大量に中に出し続けたが、これが椿姫以外の女だったら…
こうはいかないだろうと思う。
ずっと好きだった人を襲うような形だったけど、僕はいま幸せだ。
そうして、怒涛の1週間が過ぎた。
あれから椿姫の母乳は完全に止まり、僕の吐精感もおさまった。
なんとなく、この事を察していただろう宇髄さんから玄関に置き手紙と簡単な食事が用意されていた。
置き手紙には、
もうしばらく雪柳と休むといい。
休むだけだ、雪柳にこれ以上無理はさせるなよ。
嫁が作った飯も置いておく。
食べて体力を回復させること。 宇髄
と書いてあった。
それを見た椿姫は頬を紅潮させ、
『宇髄さんにもう会えません…』
と布団に潜ってしまった。
僕たちは宇髄さんの優しさに甘え、2日ほど休みを貰い体を休めた。
『皆さんにご迷惑をおかけしちゃったね』
と椿姫は困ったように微笑んだ。
僕はそういえばと思い、椿姫に
「いつも思ってたけど、あの隊服の丈短すぎない?」
と言うと、椿姫も困ったように
『やっぱりそう思うわよね。以前直しに行ったんだけど、これが正式だって言われたの』
と答えたものだから、僕はあぁアイツか…と思い至り、ひとりで隠の元に訪ねた。
椿姫の隊服の袴の丈を、くるぶし丈に直すことを約束し僕は帰宅した。
「椿姫、あとで隊服を作り直そうね」
と言うと、椿姫はきょとんとした顔をしたが、
『えぇ、直しにいきましょうか』
と優しく微笑んだ。
そうして、長い長い1週間と2日が過ぎたのだった。
❄︎