第5章 蛇神さまに嫁入りします【伊黒小芭内】

椿姫は痛みに顔を歪めていたが、何度か最奥に欲を吐き出すと恍惚な表情を浮かべ始めると同時に、腰に足を絡め始めた。

　『あっ♡は、ぁっ…♡きもち、いぃっ♡』

　「あぁ」

椿姫の腰をがっしり掴み、自身の腰をぐぐっと最奥に押し付ける。

　『ひゃ、あぁ、あ…っ♡』

椿姫は背中を反らしながらイったようで、身体をびくびくと震わせていた。
俺はそのまま椿姫の最奥に、自身の腰をぱんっと打ち付ける。

　『あ゛ぁっ！？ま、だっ…イって、るっ…のぉ…♡ら、めぇ…♡あっあぁっ♡』

椿姫は与えられる快感に溺れていくように、少しずつ素直になっていく。
駄目だと言いつつ、自身の腰をゆるゆると動かしながら、俺の腰に足をグッと絡める。
蜜壺の中に全部欲を吐き出せ、というかのように。

　『蛇神、っさ、まぁ♡もっとぉ…！あっ♡』

椿姫は俺の首にも腕を回しねだる。
そういえば名前を名乗っていなかったな、と思い動きを止め

　「椿姫、俺のことを小芭内と呼んでくれないか」

と、椿姫の頬に手を伸ばし頬を撫でる。

　『お、ばない…さま…？』

椿姫は蕩けた表情でそう言った。

　「あぁ、蛇神ではなく、小芭内と呼んで欲しい」

椿姫の涙や口の端から溢れている唾液、汗を拭うと、椿姫はくすぐったそうに身をよじった。

　『ふふっ…やっと…呼べた…』

椿姫は優しく微笑んだ。
俺はその姿に愛しさを覚え、椿姫の腰を引くと勢いよく腰を打ち付ける。
肌を打つパンッパンッという音と、結合部分の粘着質なぐじゅっぐじゅっという音、椿姫の甘い嬌声が部屋に響く。
椿姫は俺にしがみつくと、腕に爪を立てる。

　『ふ、あぁっ♡も、だめっ♡あぁっ！？またっイっちゃ…♡っ〜〜〜！？♡』

椿姫は声にならない声をあげながら、背中を反らし、身体をびくびくと震わせた。

　「椿姫、中に出すぞ」

そう言うと腰をぐっと掴みパンッパンッと打ち付ける。
椿姫の蜜壺はうねうねと絡みつくように、ぎゅぅぎゅうと締め付ける。
ぐじゅっぐじゅっと結合部分から粘着質な音がする。