第16章 無人島性活を始めましょう♡ ❄︎【炭治郎・無一郎】
俺たちは無人島が故郷となりつつあった。
元いた場所も、自分たちの苗字はおろか家族も友人も、なにもかも頭の中から抜け落ちていた。
記憶があるのはここの島からの記憶だけ。
どうしてここにいて、俺と無一郎、椿姫の3人で生活をしていたのかさえ分からない。
でも、そんなことはどうでもいいと思っている。
だって、俺たちは今が大切だから。
俺と椿姫との子どもたち、無一郎と椿姫の子どもたちとの生活はとても楽しい。
その生活を捨てたいとも思ったことはない。
子どもたちも少しずつ自立を始めた。
中には婚姻関係になった子どもたちもいる。
夫婦になった子どもたちは、俺たちがいる洞窟から出て、別の場所で住み始めた。
俺たち両親がいては、まともに子を成す行為はできないだろう。
俺と無一郎、椿姫は3人仲良く暮らしている。
末の子どもはもうすぐ1歳になる。
椿姫もそろそろ妊娠していてもおかしくない頃だ。
次は俺の子どもか、無一郎の子どもか。
妊娠し、産まれてくるのが楽しみで仕方ない。
「なぁ、椿姫。今日は俺と"気分転換"に行こうか」
俺は合言葉を椿姫に言うと、椿姫は恥ずかしそうに微笑んで
『うん、"気分転換"に行こっか』
そう言った。
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今日もわたしたちは幸せに暮らしている。
愛しい人とともに。
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Fin.
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