第13章 たくさんの幸せと少しの涙【不死川実弥】
この小さな身体で、おそらく一般的な大きさよりも大きいソレを椿姫は飲み込むように受け入れている。
付き合ってすぐの頃に、初めてセックスをする機会があった。
そのときに、俺の男根を見た椿姫は首を横に振りながら半べそかいていた。
『ごめんね、実弥くん…初めてだから基準とか分からないけど…コレは入らないと思う…』
なんて困ったように眉毛を下げて、涙で潤んだ瞳をこちらに向けた椿姫は申し訳なさそうにそう言いながら震えていた。
最初から挿入ようとは思ってなかったが、椿姫が『最後までして欲しい』と言ったため、最後まですることになった。
そのときの椿姫は痛みや圧迫感などで目に涙を溜め、奥歯をギリギリと噛み締め、背中に爪を立てていた。
いま現在も目に涙を溜めるし、背中にも爪を立てるのだが…
初めての頃と比べると、こうも変わるのだなと改めて思った。
『は、ぁ…ね、さねみさ…なに、かんがえてるの…?』
椿姫は控えめながら恍惚な表情を浮かべつつ、そう聞いてきた。
俺は椿姫の細い腰をがっしり掴んだまま、ゆるゆると腰を動かすと、椿姫は甘い嬌声をあげる。
「いや?お前と付き合った頃を思い出してたんだ。いまでは難なく咥え込んでいるのに、あの頃は半べそかいてたなぁって」
『あんっ♡は、ぁ…そんな、ことっ♡あっ♡やらぁ♡』
腰を動かすたびに、ぐじゅっぐじゅっと卑猥な音が聞こえる。
椿姫の豊満な胸もふるふると揺れる。
『あっ♡あっ♡』
俺は自身が抜ける少し手前まで腰を引き抜き、椿姫の最奥目掛けて腰を勢いよく打ち付けると、椿姫の一際甲高い嬌声が上がった。
『ひゃぁっ!?♡やらっ♡へんになっちゃぁ♡あぁっ♡』
椿姫の身体がガクガクと震えると同時に、膣内がぎゅうぎゅうと締め付け始める。
「変になっちまえよ、椿姫」
俺は腰をゆるゆる動かしながら、椿姫の蕾に指を滑らし十分に濡れているソコを撫でると椿姫の腰が面白いくらい跳ねる。
『あぁっ♡やらっ♡』
椿姫は首を横に振りながら快感に耐えるものの、背中を反らしながら呆気なく達し、ガクガクと身体を震わせた。
俺も後を追うように椿姫の最奥に欲を吐き出した。
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